みらいのために豊かな海を守る漁業創生への取り組み

くら寿司では、漁師さんとともに、海洋資源の
保護と漁業の活性化に取り組んでいます。

天然魚プロジェクトとは?

くら寿司は2010年より、産地直送の新鮮な魚を寿司ネタにする、天然魚プロジェクトを始動。
「日本の漁業を守る。変える。そして日本の天然魚をもっと手軽に、美味しく楽しんでいただきたい」という思いからスタートしました。
漁港で獲れる魚を直接買い付け、独自のルートで配送することで、新鮮な国産天然魚をより安く、よりおいしい寿司ネタとして提供するとともに、漁師さんの収入安定化を図り、共存共栄を目指す取り組みです。

天然魚市場の開業 天然魚市場の開業

天然魚市場の開業

くら寿司が運営する、天然魚にこだわった漁場直送の市場です。天然魚プロジェクトの一環として「日本人が日本の魚を食べられる未来を創造する」をコンセプトとして、仕入から販売まで全て自社で行う製販一体の新しい魚屋です。 日本国内において食の欧米化、魚食離れが進み、国内の天然水産物生産量は1980年代の1,000万トンをピークに、現在は400万トンまで減少しています。昨今の和食ブームを背景に、世界規模で魚食が評価されていますが、これまで日本人が日本人のためにしか獲らなかった魚が、日本市場より高い価格で海外で取引され、日本人が日本の魚を食べる機会がますます減っていく事態も考えられます。

私たちは、我が国が育んだ豊かな魚食文化を今一度見つめなおし、「日本人が日本の魚を食べられる未来を創造する」という思いで、天然魚にこだわった新しい魚屋「くら天然魚市場」を始めました。
くら天然魚市場

国産天然魚用の加工施設「貝塚センター」

天然魚プロジェクトを推進していく上で欠かせないのが、国産天然魚用の加工センターです。くら寿司では2016年10月、大阪府貝塚市に「貝塚センター」を竣工。全国の漁港から集まる年間約1,500トンの国産天然魚を365日、24時間体制で加工し、全国の店舗へ出荷しています。 総面積にして約4,500坪の貝塚センターの完成により、産地直送の国産天然魚をより安定的に新鮮でおいしく提供することを可能にしました。各漁港から直送する天然魚は、水揚げから24時間以内に一次処理。大きさや形状など多種多様な魚に対応することができます。大手回転寿司チェーンでは類を見ない天然魚用の自社加工施設は、天然魚プロジェクトにおいて大きな役割を果たしています。

国産天然魚用の加工施設「貝塚センター」

国産天然魚を丸ごと買い取る「一船買い」

くら寿司では、定置網にかかった国産天然魚を年間契約で丸ごと買い取る「一船買い」にも取り組んでいます。 定置網には、よく名の知れた人気の高い魚の一方で、品質が良く、おいしいにもかかわらずあまり知られていなかったり、加工や調理の仕方が難しかったりなどの理由で市場にあまり出回らない魚もかかります。こうした魚は比較的安値で取引されることが多いのですが、漁師さんの収入の安定につながればと、様々な種類やサイズの魚も買い取っています。こうして仕入れた珍しい魚も、これまで培ってきた加工や商品開発のノウハウを生かし、手軽に、よりおいしくお客様にご提供しております。

国産天然魚を丸ごと買い取る「一船買い」

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